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介護系マッチングアプリ

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訪問診療をおこなっていると介護系マッチングアプリがあるといいなとつくづくおもいます。

在宅医療、訪問診療がすすみ、自宅で患者様が過ごされるようになったのはとてもいい事だとおもいますが、やはり無視出来ないのは家族の負担です。特に認知症の初期やガン末期の不穏時期に患者様が動ける方、歩ける方だと「火事を起こさないかな?」「勝手に外に出て交通事故に合わないかな」などが心配で仕事に行けない、または仕事を辞める家族を多々みます。そして、そのような状況は準備する暇もなく急にやってきます。

介護サービスがあるじゃないか!といっても、動ける人は介護度が低く、支給されるお金も少ないため、週に数回ヘルパーさんを頼むのが関の山です。ガン末期などで訪問看護を医療保険で依頼使できますが、せいぜい居てくれるのは1.2時間です。これでは家族は仕事を出来ないですよね。老人ホームに入れろ!と言われても、有料老人ホームは月額30万前後となかなか高い。お金のかからない特別養護老人ホームは寝たきりに近い状態で取得できる要介護4.5に入れないです。(寝たきりはむしろ手がかからず、見ていて欲しいのは動けちゃう人なんだよなぁ)ガン末期でも、最近はホスピスもいっぱい、病院も動ける人は基本入院させてくれないのが現状です。

日中、誰かが見てくれているだけでいい、例えばモニター越しでもいいから誰かみててという家族は多いです。そして仕事を求めている人も多いと思います。デジタル化の今の時代、恋愛の出会い系アプリやベビーシッターのマッチングアプリが多々あります。であれば、介護系マッチングアプリがあってもいいのではないでしょうか?もちろん、介護者の資質を担保する精度は必要だとおもいますが。

2025年に団塊の世代がみな75歳以上になります。
国は在宅医療を進め、DPCで病院から患者の締め出しを行っていますが、在宅の現場では家族への負担が増大しています。
特に働きざかりの世代や子育て世代が親の介護に時間を割かなければならない未来は

-フリーランスという働き方